masamasa41’s diary

日々、考えている事をメインに書いていきます。

夜勤中に本当にあった介護現場での怖い話

これから、私が介護職として働いた1年半に起きた心霊体験について書いていく。


ちょうど働き始めて1年が経つ頃に夜勤をし始めた。


夜勤者は5人必ず居て、2階と3階の格フロア60人のご利用者様を2人と、3人にわかれて夜勤中は勤務にあたった。


深夜帯は、基本一人でフロアを見ることになっている。


ある夜勤中のことであった。


ちょうど9月も終わろうとした涼しくなってきた日のことである。


深夜に一人でステーションに居た時に、おじいさんからコールが鳴った。


身体が痛いから、起きたいとのことであった。


起こして、いつも座っている席にお連れし、その方が読んでいる本を渡して、少し談笑していた。


すると、反対の奥の居室からコールが鳴った。


そこに行ってみると、頭のクリアなおじいさんが、「誰かが、俺の足を触ってくるんだ。気味が悪いから見てくれないか。」と、頼まれた。


そうは言っても、その方の隣のベッドはショートステイの方がおもに利用する為、その日は空いていた。


それを伝えている時に、コールが鳴った。


話している途中であったので、そのコールを取れなかった。


すると、またコールが鳴った。


なんと、さっき起こしたはずのおじいさんのベッドから2回鳴っていたのだ。


その時は、背筋が凍りそうな程に驚いた。


内心おかしいなと思いながら確認の為、その居室に向かった。


すると、やはり誰も居なかった。


つまり、誰も居ないベッドからコールが鳴っていたのだ。


後から知った話なのだが、そのベッドの隣に居たご利用者様が、ちょうど3日前に、病院でお亡くなりになっていた。


よくその方とお話をしていたので、最後の挨拶をしに来てくれたのかもしれない。


夜勤をしていた時に、他にも不思議な体験をした。


眠りスキャンいうシステムが存在し、ご利用者様の心拍数や、ベッドから起き上がろうとしているのか、眠っているのかがパソコンの画面に映し出され、把握できるシステムだ。


ご臨終を迎えるほとんどのご利用者様が、最後に医務室前の静養室に運ばれてくる。


夜勤中、その静養室の誰も利用していないベッドに眠りスキャンが、反応していた。


心拍数も動いていた。


確認しに行くと、やはり誰も居なかった。


荷物がベッドの上に置いてあるだけであったのだ。


介護現場では、このような体験をいくつもした。


1年半で、介護職を辞め、現在は他業種で働いている。